大好評だったジュニアキャンプが再び開催
第1回と同じく寺地プロ、加藤プロのコラボレーションが決定
どのように戦えば試合に勝てるかを全て伝授
こんにちわ。加藤季温です。2012年8月末に埼玉県川越市にて第1回KIONチャレンジジュニアキャンプをしましたが、大好評だったので、今回も同じメンバーで企画をしました。
前回は寺地プロがオープンコートを作る戦術を指導、私が正しい体の使い方について指導していき、他2名のコーチがドリルやラリーで実践してくれました。しかし、今回のジュニアキャンプは更にグレードアップされています。
<ベース><オフェンス><ディフェンス><戦術><トレーニング>
4つのテーマに分けて練習をしていきます。そうする事によって、どの場面でどのように戦わなければいけないのかが明確になるからです。強くなる選手は、どんな場面でも戦い方を知っています。ただ単に飛んできたボールを返球しているだけだと強くはなりません。
自分は今チャンスなのか、ピンチなのか、はっきりと現在の場面を理解し、そこからポイントに繋げていくには、どんなショットを選択しなければいけないのか。そして、次のボールまでも予測できているのかが勝利するという事に大きく繋がってきます。
- <ベース>
普段のラリーの質を上げていく事で、チャンスの場面をたくさん作り出す事ができます。
ベースで相手に押されていては逆にピンチが続く事になります。
相手によって打ち分けるボールの中には、スピンをたくさんかけた方が良い相手、フラットで押していくのが良い相手、スライスを混ぜていった方が良い相手など、相手によってベースは変わっていくものです。
いつも中ロブで相手のバックハンドばかり狙う選手は、ある程度のレベルに達した時、急に勝てなくなります。なぜなら、ある程度のレベルからはその作戦の攻略法を知っているからです。
中学生、高校生になるとその作戦はほとんど効かなくなる事でしょう。いかにベースをしっかりさせるかで、今後の上達がゴロっと変わってきます。
- <オフェンス>
オフェンスでは、「ストローク・チャンスボール」「ボレー・チャンスボール」「アプローチ」「スマッシュ」など、オフェンスの場面でも、更に場面を区切り個別に練習をしていきます。
チャンスボールでミスをすると同じ1ポイント失っても、がっかりするので、2ポイント分ぐらい落とした気持ちになってしまい、そこからずるずると試合の流れが相手にいってしまい、負けに繋がってしまうパターンは少なくありません。
プロが一番すごい所は、チャンスボールをほとんどミスしないというところにあります。なぜそのような事ができるのか。それはチャンスボールを打つ時に「決めてやろう!」と力むのではなく「そこに打つ!あっちに打つ!」と冷静に狙っているからです。
ジュニアの選手たちが、「決めてやろう!」と力んだり、焦ってしまったりする気持ちもよく分かります。しかし、そのチャンスボールを100%に近い確率で自分のポイントにしていかなければ、上のレベルで戦う事は不可能でしょう。今回のキャンプでは、いつも冷静に場面を判断し、ショットの選択ができてポイントに繋げていけるように指導していきます。
- <ディフェンス>
ピンチが来たらとにかくロブで逃げる。このようなディフェンスをしていると、ある程度のレベルまでは、相手がチャンスボールをミスしてくれて、勝利する事ができるでしょう。しかし、それは本当に低いレベルまでです。
相手に攻め込まれ始めた時に、すぐにその場面を理解し、相手に打ちにくいボールを打たせて、攻撃の手を緩めるように仕向けたり、ディフェンスからでも相手にミスをさせるようなプレーが出来る人は強くなります。
ディフェンスをしている時は、相手はオフェンスをしています。オフェンスはディフェンスよりもハードヒットできるので、ハードヒットするとミスしやすいボールを返球する事で相手のミスを誘います。
相手のミスを誘うボールを打つ為には、相手の得意・不得意なところを理解する事はもちろんの事、相手がハードヒットするとミスをしやすいコースや球種なども選んで返球する必要があります。いつもロブで逃げて戦っている選手は、ボレーやスマッシュが上手い選手に必ず負けてしましますし、年齢が上がっていくにつれて、成績は下向きになる傾向があります。このキャンプではどのような返球をしていくと良いのかを場面別にレッスンしていきます。
- <戦術>
今まで読んで下さった内容をまとめたものが、戦術になります。
全ての選手が超攻撃型にはなりませんし、全ての選手が超守備型にもなりません。
自分にあったプレースタイルを徐々に見つけていくのです。それは練習、試合など、毎日の積み重ねです。
前回のキャンプでは寺地プロが、オープンコートの作り方を伝授してくれました。
私は寺地プロと10回以上戦った経験がありますが、一度も勝てませんでした。その理由が、このオープンコートを作るという事だったのです。
隣でレッスンをしていて、「あの作戦でいつもやられてたなぁ。」とレッスン中にも悔しさが思い出されるくらいでした。彼はまだまだ戦術を持っています。
例えば、自分より背の高い選手にはどう戦えば良いのか。自分より能力の高い選手に勝つかめには何をすれば良いのか。など、普通に戦えば絶対負けてしまうという相手にことごとく打ち勝ってきました。
それは彼が試合中にひらめいた戦術ばかりです。相手によって自由自在にひらめく戦術を是非ともジュニアの選手たちに学んでもらいたい事です。
戦術とはパターンではなく、相手によって毎回変わってくるものなのです。
体が細くて、小さい選手なら特に頭脳プレーが必要になってきます。体を鍛えて筋力アップするのは筋力がつく限界がありますが、頭を賢く使っていく事ができる選手はたくさんアイデアも出て来ます。頭脳を鍛えるのは無限だという事です。
- <トレーニング>
そして、テニス選手がやらなくてはいけないことで、おろそかにしがちなのが、トレーニングです。今回は日本テニス界で多数の有名選手のトレーニングを担当してきた中村トレーナーに来てもらい、体の使い方やフットワークを指導してもらえる事になりました。
体の使い方は主に股関節の回転運動、「足腰で打て!」というアドバイスがありますが、どのようにすれば足腰で打てるのかというと、すなわち股関節が上手く使えているかどうかにかかってきます。
そして体幹トレーニングも凄く重要なトレーニングです。体幹がしっかりトレーニングされている選手は一目で分かります。「体がぶれない」「バランスが崩れない」こんな選手は体幹がトレーニングされている選手です。
そして、フットワーク。このフットワークのトレーニングをしっかりしている選手は、試合の終盤にかけて相手に差をつける事ができます。始めは足が動いているけど、暑さにばててしまい、最後には足が止まって試合に負けるという事はやってはいけない負け方です。
今回のキャンプで中村トレーナーが指導するトレーニングをホームに持ち帰り、自分でメニューを作り、テニスだけでなく、トレーニングもこなしていけるようになる事が最終目的です。
今まで述べてきた事を一つひとつ自分のものにしていけば、確実に強い選手になれます。ショットがいくら強くても、そんな相手に簡単に勝ててしまうジュニアの選手を見た事がありますか?その選手は「頭がいい選手」と言われていますが、どのように頭がいいのかを説明してくれる人は少ないです。
ただ単に頭を使え。と言われるだけで、意味が分からない選手が多くいます。生まれつき運動センスが良くても、何も考えずにハードヒットするだけの選手では、宝の持ち腐れになってしまいます。
体が細くて、小さい選手なら特に頭脳プレーが必要になってきます。体を鍛えて筋力アップするのは筋力がつく限界がありますが、頭を賢く使っていく事ができる選手はたくさんアイデアも出て来ます。頭脳を鍛えるのは無限だという事です。
ぜひ今回のキャンプでテクニックの上達と賢いプレーを学んで、一つでも上のステージで戦えるように期待しています。
- 日時
- 2013年2月10日(日)、11日(祝)
- 場所
- サニーインむかい 千葉県長生郡白子町中里4369 TEL 047(533)2133
- コーチ
- 寺地貴弘プロ、加藤季温プロ、他2名
- トレーナー
- 中村寛孝トレーナー
- 対象者
- 小学4年生~中学3年生まで
- 参加資格
- 試合経験2年以上
- 参加費
- 宿泊 1人/¥39,900(税込)
日帰り 1人/¥16,800(税込)
付添で宿泊をご希望される方は、03(6416)0699までお問い合わせください。 - 募集人数
- 40名
- 募集締切
- 2013年2月3日(日)、19:00まで
- キャンセル
- 2013年2月3日(日)、19:00まで
電話かメールでのキャンセルとなります。TEL03(6416)0699 メールの場合は、kato@kion.jpに「ジュニアキャンプキャンセル願い」と書いて、メールして下さい。 - 申込方法
- 下記申し込みフォームよりお申し込み下さい。
こちらから、申込受付完了メールが届きます。そのメールが届くまで受付は完了しておりませんので、ご注意下さい。 - 集合場所
- サニーインむかい ホテルフロント前
- 集合時間
- 2013年2月10日(日)、9:30までに集合して下さい。
遅れる場合は(株)KION TEL 03(6416)0699までご連絡下さい。 - 支払方法
- 銀行振込 三井住友銀行 青山支店 普通 6983444 カ)キオン
(振込手数料はお客様ご負担とさせて頂きます。) - 支払期限
- 2013年2月4日(月)振込が確認されなければ、自動的にキャンセルとなりますので、ご注意ください。
- 問い合わせ
- 株式会社KION TEL 03(6416)0699
E-mail kato@kion.jp
- (注1)付添のコーチ、ご両親も参加可能です。ホテル代、食事代のみお支払になって頂くと一緒のホテルに宿泊できます。チームでの参加も歓迎いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社KION TEL 03(6416)0699 E-mail kato@kion.jp - (注2)付添のコーチはコートに入ってもらってアシスタントコーチとして参加して頂けます。練習メニューなど様々な事を学び、日頃の練習にご活用下さい。
- (注3)子供たちは男女で部屋を分けております。
寺地貴弘(てらち・たかひろ)プロ プロフィール
- 生年月日
- 1979年7月8日 生まれ
- 戦歴
-
- 全国小学生大会 優勝
- 全日本ジュニア選手権大会 優勝
- インターハイ シングルス・団体 優勝
- 全日本テニス選手権 シングルス2回優勝 ダブルス1回優勝 ミックスダブルス2回優勝
- アジア大会 団体優勝
- 2002年~2003年 デビスカップ代表
- 世界最高ランキング 219位
- 日本最高ランキング 2位
- 指導経歴
-
- 奈良くるみプロ
- 杉山愛プロ
- 瀬間友里加プロ
加藤季温(かとう・としはる)プロ プロフィール
- 生年月日
- 1979年8月12日 生まれ
- 戦歴
- 全日本室内ジュニア選手権大会 2連覇
- インターハイ ダブルス・団体優勝
- インカレ ダブルス3連覇
- 全日本テニス選手権大会 ミックス優勝 ダブルスBest4
- IZAWA X'mas OPEN ダブルス優勝
- 国体(兵庫県代表) 優勝
- 世界最高ランキング 823位
- 日本最高ランキング 11位
- 運動理論プライマリーモーション指導者協会理事長
- ジャイロトニック認定トレーナー
中村寛孝(なかむら ひろたか)トレーナー プロフィール
日本体育大学 体育学部 卒業
- 資格
-
- (財)日本体育協会 公認 アスレティックトレーナー
- (財)日本体育協会 公認 スポーツプログラマー
- (財)日本体育協会 公認 フィットネストレーナー
- 高等学校教員免許(保健体育)
- 研究実績著書等
-
- 日本テニス協会競技者指導育成委員会「トップへの道」(ビデオ)
- 日本テニス協会「テニスのためのコンディショニング」
- 日本テニス協会「テニス指導教本 - ウォーミングアップとクーリングダウン」など
- トレーナー活動
-
- 加藤学園暁秀高等学校サッカー部
- テニスナショナルチームS&Cコーチ他、プロ選手指導
<スケジュール>
2月10日(日)
- 9:30
- サニーインむかい ホテルフロント前に集合
- 10:00~12:00
- 練習 午前の部
- 12:00~13:30
- 昼食
- 13:30~17:00
- 練習 午後の部
- 17:00~18:30
- お風呂
- 18:30~19:30
- 夕食
- 19:30~20:00
- 就寝準備
- 20:00~21:00
- 座学
- 21:00
- 消灯
2月11日(祝)
- 6:30
- 起床
- 6:45~7:30
- ジョギング、ストレッチ
- 7:30~8:30
- 朝食
- 8:30~9:00
- チェックアウト
- 9:00~12:00
- 練習 午前の部
- 12:00~13:30
- 昼食
- 13:30~16:00
- 練習試合
- 16:00
- 現地解散
お問合せ・お申し込み
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