勝てるようになる為だけにプログラム構成されたジュニアキャンプが遂に実現!!
こんにちわ。(株)KIONの加藤季温です。
2012年8月に第1回のキャンプを開催して以来、2013年2月、5月と開催し、本当にたくさんの参加者に来て頂き、「勝つとは、こういう事を考えなくてはいけないんだ!」と気付かされたという喜びの声をたくさん頂きました。そして、第4回のJr.キャンプを開催致します。
今回のゲストプロは韓国から呼びました。元韓国デビスカップ代表、ウィンブルドン出場、全日本選手権シングルス2回準優勝の経歴を持つ、權伍喜(クオン・オヒ)プロです。
私と彼との出会いは、私が高校3年生の頃です。近畿大学に韓国から留学生が来たとの噂が。当時私が通っていた柳川高校と近畿大学は太いパイプがあり、柳川高校で強くなった選手は近畿大学に進学し、更に強くなるという評判がありました。私が高校3年生の時、近畿大学が柳川高校に合宿に来た時に、權さんとシングルスマッチをやったのが出会いのきっかけです。
日本人では対戦したことがない、「はめられた!」の連発で、パワーで何とかしようと試みましたが、全て打ち砕かれ、敗れた思い出があります。
權さんは終始坦々とストロークをしてただけに思えたのですが、私が打つところに必ず先回りをしてポジションを取り、次に彼が打ったボールは先回りしてるだけあってタイミングが速く追いつくのにやっと・・・何とかディフェンスしたら、彼はネットに詰めてました。
私は「自分の調子が悪いのかな?」と中盤ぐらいまで思っていましたが、違ったんです。まさしくはめられてた!ということです。
その1年後、私も近畿大学に進学し、当時のコーチであるチー・スンホさんに權さんとダブルスを組み、全国優勝しなさいと指令を受けました。
彼と組んでそのカラクリが一つずつ紐解かれていく事に・・・
權さんは1つ上の先輩だし、自分よりも実力もあるし、何でもいう事に従おうと思い、パートナーを組みました。(組ませていただきました。)いざ、試合になってみると、驚きの連発!!
權さん「キオン(私のニックネームです)、俺がここに打つから相手はストレートに打つよ。そしたら、ここに動いて、あそこに打って。俺が次に決めるから。)
私「はい。わかりました。」
これだけで初年度、全日本学生選手権で優勝しました。私は、はっきり言って、何を考え、なぜそのような指示を受けたのか分からないまま指示通りに動いた結果、言われたところにボールが飛んでくるという連発でした。
そんな彼を私は師と仰ぎ、全力で彼に追いつこうとしました。がしかし、練習試合でも一度も勝たせてくれなかったのを今でも鮮明に覚えています。そして、彼が私に3年間、試合中に教えてくれた「予測をする」という試合で最も重要なポイントは現在でも私のプレーの中に活かされています。
ダブルスを組んで2年、3年と月日が経つにつれて、最高なパートナーに出会えた!という思いが強くなる一方、敵じゃなくて良かった!と思う気持ちも日に日に強くなっていくぐらい、恐ろしい頭脳の持ち主が權伍喜プロです。
35歳になった今も韓国テニスランキング・ダブルス1位に君臨し、デビスカップの選手候補の一人でもあります。
韓国では現在、強いジュニアがたくさん出てきています。そういうパワーみなぎる若手をことごとく頭脳プレーで勝利していく姿は見ていて感動します。そんな彼が今回、このKIONジュニアキャンプの為だけに日本に来てくれるという事で本当に嬉しく思っています。
世界を目指す日本の子供たちの為に、全力を尽くして指導したい!と言ってくれました。
そして今回はもう一人韓国からゲストが。
私の柳川高校及び近畿大学の後輩である金淨泰(キム・ジョンテ)選手も韓国から来てくれることになりました。
彼は現在、權伍喜プロと同じチームに所属しており、現役で活躍している選手の一人です。柳川高校教えてもらった「基礎の大切さ」を存分にジュニア達に教たいと意気込んでいます。
最後にもう一人参加してくれるプロをご紹介します。
山崎千鶴プロです。
彼女はJOPを中心に活躍する若手選手です。長身をいかしたビッグサーブに強力なグランドストロークを武器にしている選手です。彼女は誰もが頭を下げてしまうほど真面目で努力家!ジュニアの指導も興味があるという事で今回参加してくれることになりました。
こんなたくさんのプロが指導してくれる機会を逃す訳にはいきません!
たくさんのプロに新鮮なアドバイスをもらい、上達する最高のチャンスです。
キャンプ終了後、自分のプレーが目に見えて変化してくるはずです。
今回のテーマ
- <試合を動かす2つのショット>
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試合を動かすのに必要なのは展開力。その展開というところで一番基礎となるストローク同士での展開を学びます。
具体的にいうと、相手をコートの外に追い出しオープンコートを作る。そして、返球してくる場所を予測し、早いテンポでオープンコートにコントロール。ここでポイントが決まる訳ではありません。 相手は必死に走り、やっと追いつき甘いボールが返球されてくる。それをまたオープンコートに強打していき、ポイントに繋げる。
試合を動かす2つのショットとは、相手を追い出すクロスコートへのボールと、その次のショットのアタックです。そして、このクロスコートへのボールは2種類あります。
- 1、スピンの効いたボールをショートクロスへ
- 2、スピードのある重いボールを深いクロスへ
同じボールで展開すると相手に悟られます。色々なボールを組み合わせ、相手の打点やタイミングを狂わせながら戦うという事も、頭を使わなければいけません。
そして、このパートで学ばなければいけない最大のポイントは、相手からのクロスボールを予測しておき、ストレートに打つ準備がすでに完了されていることです。「打ったら真ん中に戻る。」これは誰もが教わる基本です。
しかし、それだけを忠実に守っているようではダメです。相手からの返球がクロスに来るという事を予測できたなら、真ん中まで戻らず、クロスボールを待ちます。(ストレー トに展開された場合にすぐ追えるよう、30パーセントほどストレートへの予測)クロスへ来るという予測が当たると、すかさず一歩前に入りストレートへアタッ ク。
テニスは確率のスポーツです。しっかり予測するという事をここでは学んでもらいます。 - <相手のミスを誘うバックハンドスライス>
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相手に振られた時に使うバックハンドスライス。このバックハンドスライスのテクニックこそが、ディフェンス能力の要になります。自分で攻撃出来ても、相手に攻撃されると弱い子供たちがたくさんいます。それは守備をする際の返球が浮いてしまい相手に気持ちよく叩かれてるからです。
このパートではディフェンス力をつけます。スライスショットの基本は逆回転をかける。ですが、韓国式バックハンドスライスは基本的に打点の際はおよそフラットに近い当て方をします。なぜなら、ワンバウンドさせてからボールの伸びが良くなるからです。
カットしすぎると、バウンド後にボールが浮き、相手に強打されやすくなります。フラットにとらえる事で、コントロールも良くなり、バウンド後、滑るようなボールが打てるようになります。韓国ではスライス四天王「チー・スンホー」「ユン・ヨンイル」「キム・ドンヒュン」「權伍喜」といわれているくらいのスライスにキレを持つ權プロのデモンストレーションでは最高のイメージトレーニングができます。
- <レシーブからの攻撃>
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「とりあえずレシーブを返球し、つながったらチャンスを見て攻めていけ!」
勝負どころでは、この考え方ではレベルが上がってくると確実に相手に展開され、ポイントを落とすはめになります。自分のブレークポイントなど勝負どころで、相手がファーストサービスをミス。セカンドサーブを打つ場面では、こちらが有利に決まっているのです。なぜなら相手はセカンドサービスを確実に入れにくるのでコースが予測できるからです。大体バックハンド側を狙って来て、真ん中にコントロールされてくる甘い球が来ます。
そうです。自分から勝負を仕掛けれるチャンスなんです!
そこで普段通りに返球しては相手に何もプレッシャーがかかりません。ここで大切な事を言います。「攻撃とは相手に予測され対応されても、ポイントを取る事ができる最大の武器である。」
セカンドサーブを打ち、レシーバーのポジションが前になってる。そしてストレートへアタックされる。この時、サーバーはディフェンスしなくては!と予測します。予測が当たったとしても、その攻撃をしのげるかは分からないものです。この場面ではセカンドサービスは甘くなるので、攻撃できるぞ!と予測し、攻撃パターンを持っておけば、勝負どころで、ポイントをもぎ取る事ができるようになるでしょう。
- <チャンスボール&ネットプレー>
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チャンスボールはなぜミスしやすいのか?答えは簡単です。
エースを取りにこうとして無理をしてしまうからです。「そんなにぶっ叩かなくても・・・」と周りで観戦してる人は分かります。しかし、試合をやってる選手の心境は「ポイントが取りたいから」の一言です。もちろんチャンスボールを打つ能力を上げていく事は必要不可欠です。
それと同じぐらい大切なのが、チャンスボールを打った後、次にどこにポジションを取ればいいのかが分かると、無理はしなくなります。なぜなら、返球があっても、更にネットの近くでプレーできるからです。チャンスボールを打って、相手から返球されたらボレーをミスする人はボレーの技術的な問題もありますが、ボーっとして、どこに返球されてくるか、どんな対応をしなくてはいけないのかが分かっていないのです。
レベルが上がってくると、普段は返球されない球まで返ってきたりします。ネットに行っても、しっかりした対応が出来るようになると、これもまた勝利に一歩近づきます。
- <サービス&2球目>
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サービスが課題!という子供たちがたくさんいます。このキャンプでもサービス練習に力を入れていきます。サービスが良ければ、試合全体の流れが良く、自分の実力がしっかり発揮できるという選手も多いはずです。
ファーストサービスの威力とコントロール性に加えて、セカンドサービスの練習では相手に攻撃されにくいサービス練習も加えていきます。
フラットで勢いのないセカンドサービスでは相手に強打されてしまいます。しっかり回転がかかっている、スライスサービスやスピンサービスの指導もしていきます。
そしてレシーブが返球されてきて、自分が打つ2球目が勝負の分かれ道です。いくら良いサービスを打っても、2球目が甘い返球になってしまってはダメです。この2球目をオープンコートに展開し、自分のサービスゲームを優位に進める事ができるように徹底的に2球目の練習をやります。
- 2球目を打つ際の注意点
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- 1、頭を動かさない
- 2、姿勢を低くキープ
- 3、飛んでくる球に対して、少しでも横を向く
- 4、スイングはコンパクトに
- 5、打点だけに集中をする
以上の6つのテーマで今回はキャンプを行います。
どれもとても大切なテーマですので、スタッフ一同、丁寧に指導していこうと思います。
- 日時
- 2013年9月21日(土)、22日(日)、23日(月祝)
- 場所
- アポロコースト千葉県長生郡白子町中里5357-1 TEL (0475)33-4051
- 宿泊先
- サニーインむかい千葉県長生郡白子町中里4369 TEL (0475)33-2133
- コーチ
- 權伍喜プロ、加藤季温プロ、山崎千鶴プロ、金淨泰選手、宮地一道コーチ
- 対象者
- 対象者16歳以下までの男女参加資格試合経験2年以上
- 参加費
- 宿泊 1人/¥58,000(税込)
1泊2日 1人/¥39,900(税込)
日帰り(各日同料金) 1人/\16,800(税込)
(付添で宿泊をご希望される親御さんは、申し訳ございませんが、ご自身で宿泊先をご予約下さい。) - 募集人数
- 40名
- 募集締切
- 2013年9月14日(土)、19:00まで
- キャンセル
- 2013年9月14日(土)、19:00まで
電話かメールでのキャンセルとなります。TEL03(6416)0699 メールの場合は、junior@kion.jpに「ジュニアキャンプキャンセル願い」と書いて、メールして下さい。 - 申込方法
- 下記申し込みフォームよりお申し込み下さい。
こちらから、申込受付完了メールが届きます。そのメールが届くまで受付は完了しておりませんので、ご注意下さい。 - 集合場所
- サニーインむかいフロント
- 集合時間
- 2013年9月21日(土)、9:30までに集合して下さい。
遅れる場合は株式会社KION TEL 03(6416)0699までご連絡下さい。 - 支払方法
- 銀行振込 三井住友銀行 青山支店 普通 6983444 カ)キオン
(振込手数料はお客様ご負担とさせて頂きます。) - 支払期限
- 2013年9月16日(月)振込が確認されなければ、自動的にキャンセルとなりますので、ご注意ください。
- 問い合わせ
- 株式会社KION TEL 03(6416)0699
E-mail junior@kion.jp
- (注1)子供たちは男女で部屋を分けております。
- (注2)何かご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社KION TEL 03(6416)0699 E-mail junior@kion.jp
權伍喜(クォン・オヒ)プロ プロフィール
- 生年月日
- 1978年6月18日 生まれ
近畿大学卒業 - 戦歴
-
- 韓国デビスカップ代表
- アジア大会 ダブルス 銅メダル
- ウィンブルドン シングルス 出場
- 全日本選手権 シングルス 準優勝 2回
- 世界最高ランキング シングルス 288位
- 日本最高ランキング シングルス 3位
加藤季温(カトウ・トシハル)プロ プロフィール
- 生年月日
- 1979年8月12日 生まれ
- 戦歴
- 全日本室内ジュニア選手権大会 2連覇
- インターハイ ダブルス・団体優勝
- インカレ ダブルス3連覇
- 全日本テニス選手権大会 ミックス優勝 ダブルスBest4
- IZAWA X'mas OPEN ダブルス優勝
- 国体(兵庫県代表) 優勝
- 世界最高ランキング 823位
- 日本最高ランキング 11位
- 運動理論プライマリーモーション指導者協会理事長
- ジャイロトニック認定トレーナー
山崎千鶴(ヤマザキ・チヅル)プロ プロフィール
- 生年月日
- 1991年3月23日 生まれ
- 戦歴
- 全日本ジュニア選手権 ダブルスBest4
- 関東ジュニア選手権 シングルス優勝
- 関東OPEN シングルス Best4
金淨泰(キム・ジョンテ)選手 プロフィール
- 生年月日
- 1989年6月4日 生まれ
柳川高校、近畿大学卒業 - 戦歴
- 2007年 高校選抜 優勝
- 2007年 インターハイ 優勝
- 2007年 全日本ジュニア選手権 シングルスBEST8、ダブルスBEST4
- 2008年 関西学生選手権 シングルス優勝 ダブルス優勝
- 2013年 キムチョンFUTUERS ダブルスBEST4
様々なプロと打ち合え、アドバイスがもらえるビッグチャンス!!
初日に基本練習、2日目は応用練習、3日目は参加者全員でトーナメント!!
試合内容についてもプロからのアドバイスが直接もらえるダブルチャンス!!!
<スケジュール>
9月21日(土)
- 9:30
- サニーインむかい フロントに集合
- 10:00~12:00
- 練習 午前の部
- 12:00~13:30
- 昼食
- 13:30~17:00
- 練習 午後の部
- 17:00~18:30
- お風呂
- 18:30~19:30
- 夕食
- 19:30~20:00
- 就寝準備
- 20:00~21:00
- 座学
- 21:00
- 消灯
9月22日(日)
- 6:30
- 起床
- 6:30~7:30
- ジョギング&ストレッチ
- 7:30~8:15
- 朝食
- 8:15~8:30
- 出発準備
- 8:30~9:00
- コートに移動
- 9:00~12:00
- 練習 午前の部
- 12:00~13:30
- 昼食
- 13:30~17:00
- 練習 午後の部
- 17:00~18:30
- お風呂
- 18:30~19:30
- 夕食
- 19:30~20:00
- 就寝準備
- 20:00~21:00
- 座学
- 21:00
- 消灯
9月23日(月)
- 6:30
- 起床
- 6:30~7:30
- ジョギング&ストレッチ
- 7:30~8:15
- 朝食
- 8:15~8:30
- 出発準備
- 8:30~9:00
- コートに移動
- 9:00~16:00
- 試合開始
- 16:00
- 現地解散
- 試合の詳細
-
- 参加者全員でトーナメントを組みます。
- 試合は全て1セットマッチ(ノーアドバンテージ)
- 試合球はダンロップ・セントジェームスです。
- 1回戦で負けた選手は、コンソレーションがあります。
- 2回戦で負けた選手は試合終了となります。
- 試合終了した選手からクリニックに参加してもらいますので、試合で早く負けた選手も、たくさん球が打てるようになっています。
お問合せ・お申し込み
お問合せ・お申し込みは、下記メールフォームに入力し最後に「送信」ボタンを押してください。エラーになるようでしたら、お手数ですが、junior@kion.jp宛てにメールにてお問合せ下さい。
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